アウディジャパン販売株式会社
規定周知からエキスパート養成教育まで
弊社eラーニングシステムを何の目的で利用されていますか?全社として、また店舗や部門などでのご利用はいかがですか。
全社レベルの利用は、3~4か月に1回、服務規程やコンプライアンスのように会社として全員に知っておいてほしいことに利用しています。テストをするというよりも、しっかり読んでもらって、内容を全員に周知していることをシステムで確認しています。部門によっては、たとえば保険部門であれば、セールスマンに対し、自動車保険に関して合格点設定をして学習してもらうという使い方をしています。また、毎月利用している部門もあります。
弊社eラーニングシステムを毎月ご利用なさる部門では、どのようにお使いでしょうか。
LearnOを一番よく利用しているのは、アフターセールス部門です。2種類のeラーニングを行っていて、一つは「読む」課題です。アウディジャパンには“メカニックスタンダード”があります。自動車整備に携わるスタッフ全員が知らなければいけない様々な知識や基準で、毎月その中から15分で読むことができるように作成した教材を、全員に読んでもらっています。1日~11日までと期間が決まっていて、誰がいつ読了したかをチェックしています。
もう一つは、メカニックを対象とする全社的なコンテストに参加するための強化プログラムで、こちらはテストがあります。毎年、特定車種がテーマとなるコンテスト前の2、3か月で、行っています。細かい部品の写真なども多いのですが、600以上ある問題からランダムに1回60問ずつ、出しています。総合的な復習としての効果を考えています。
以前のシステム/研修形態から、弊社eラーニングシステムへの切り替えを選択なさった理由をお聞かせ願えますか?
利用する上で、旧システムで生じていた不具合や問題がないということに加え、モバイル対応が重要でした。その点をクリアした上で、コストパフォーマンスの良さもあります。受講履歴や成績などの基本的な管理機能のあることも当然です。
利用頻度の高いアフターセールス部門では、スマホなどモバイル機器で使いやすいことが第一の理由です。休憩中や通勤中でも都合のよい時間に、15分というメカニックスタンダードを毎月読みやすい環境になったと思います。実際に、管理画面で受講履歴のログを見て、読む場所も時間も選択肢が広がったことが分かりました。1日の夜に配信すると必ずすぐ始める、いつも8時台の通勤時間を利用している、休憩時間にスマホで読んいでるなど、具体的に増えています。
eラーニングシステム切り替え後、他にどのような変化がございますか。
使い方の質問がほとんどありません。利用マニュアルは最初に渡しましたが、直観的に次々ボタンを押していけば使えてしまうからでしょう。
他の管理者からの質問も少なくなりましたね。それに、以前は、システムについての質問や運用上のトラブルなど、私がとりまとめて対処するという形でしたが、今はそれぞれの管理者が直接に連絡できる形になっていることでも、楽になりました。質問や要望に対して、できる・できない、の前に、まずその確認連絡が入るので安心しています。
今後、社内研修としてeラーニングを広げていらっしゃるご予定はおありでしょうか。
新卒採用者でしたら、各部門に配属される前に行う全体教育ですね、今は座学で行っていることをeラーニングでできないか、共通する教育についてはテンプレートを作成できないかなど、検討しています。また、それぞれの職種で必要な教育内容を揃えていくことも視野に入れています。